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2.5-PLY GAUZE
うなぎの寝床と神藤タオルとの
協業によって、
2.5重ガーゼが
「ポンチョ型のシャツ」になりました。
July 30, 2026
株式会社うなぎの寝床は、2012年に福岡県八女市を拠点に創業した「地域文化商社」です。地域に根ざした伝統工芸や産地のものづくりを、現代のライフスタイルに合わせた商品として提案することで、地域文化の継承と経済の循環を目指しています。久留米絣をはじめとする日本各地の生地を用いた「MONPE」が代表作ですが、商品の販売にとどまらず、産地巡りツアーや地域文化のアーカイブ化など、ものづくりの背景ごと伝えていくための仕組みづくりにも取り組んでいます。

神藤タオルの社内に眠る
「B品の山」
うなぎの寝床の「問題ない」という発想。
うなぎの寝床とのお付き合いは、SHINTO TOWELブランドの初期の頃にタオルをお取り扱いいただいたことからはじまりました。それ以来、展示会やイベントなどでご一緒する機会が増え、同じ会場に立って、商品や産地、ものづくりへの姿勢に触れる時間を過ごすうちに、自然とお互いの会社や取り組みへの理解を深めていきました。そんな中、うなぎの寝床のスタッフが神藤タオルの工場見学に来ていただいたことがありました。そのとき、社内の一角に山積みになっている生地を目にして、「結構B品が出るんですね」という話題になりました。タオルの製造工程では、糸のほつれや飛び出し、キズ、染めムラなど、検品の基準をわずかに満たさない生地が、どうしてもできてしまいます。神藤タオルとしての検品基準では商品としては出荷できないが、廃棄するには惜しい。長年、その山を前にしながら、なかなか答えを見つけられずにいました。そのB品に「問題ない」という発想を与えてくれたのが、うなぎの寝床の「サイセーズ」という取り組みでした。

ものづくりの現場でできてしまう
「B品/規格外品」を
あたらしいカタチに再生する「サイセーズ」。
ものづくりの現場では、社内で定める検品基準をクリアした「規格内」のものが正規品として出荷されます。当然、その基準があるからこそ「規格外」も生まれます。しかし、検品ではじかれたからといって、その生地の価値がなくなるわけではありません。使用には問題はなく、ただ、規格を満たさなかっただけです。うなぎの寝床の「サイセーズ」という取り組みでは、そうした生地をA品でもB品でもない「AB品」として捉え直します。AB品には、A品と比べると何かしら気になる点があるかもしれません。しかし、その「気になる部分」に着目することで、素材や製造工程を深く知るきっかけにつながるのではないか…。うなぎの寝床は、そこに可能性を見出し、単に、もったいないから再利用するという視点ではなく、新たな価値としてAB品を届ける仕組みづくりに取り組んでいます。その発想に感銘を受け、規格外品の2.5重ガーゼをあたらしいプロダクトとして再生することはできないかと相談しました。

それ、B品ちゃう!ちゃうちゃう!
サイセーズ × 神藤タオル
ちゃうタオルシャツ。
商品になれなかったタオルをシャツにする。そのアイデアから生まれたのが「ちゃうタオルシャツ」です。ちゃうタオルシャツというネーミングには、うなぎの寝床らしいユニークな発想が込められています。「それ、B品ちゃう!」。規格外品とはいっても、使用に問題があるわけではありません。検品の基準をわずかに満たさなかっただけで、2.5重ガーゼ本来の機能や風合いは、もちろんそのままです。こうして、神藤タオルが長年抱えてきた「B品の山」に新たな価値が吹き込まれ、2.5重ガーゼの「AB品プロダクト」として生まれ変わりました。
ちゃうタオルシャツは、2.5重ガーゼのバスタオルをそのまま活かした大きさのポンチョ型シャツ。頭を通すだけのプルオーバータイプで、脇をオープンに仕上げたデザインです。身にまとうと、2.5重ガーゼならではの軽さと柔らかなドレープが優しい立体感を生み出します。動きを妨げないので、部屋着に、お風呂上がりに、サウナに、運動後に、さまざまな場面で気持ちよく使えるリラックスウェアです。

神藤タオルの「MONPE」と、
うなぎの寝床の「ポンチョ型のシャツ」
両社の協業によって、
タオルがリラックスウエアに生まれ変わった。

産地の文化を商品で伝える
「地域文化商社・うなぎの寝床」
地域に根ざし、経済を循環させ、
可能性を導き出していく。
うなぎの寝床は、商品を売るというよりも、産地の文化を商品で伝える、まさに「地域文化商社」。自分たちの産地や製造元でもないのに、その土地の人たちよりも深く知見を蓄え、経済を循環させるという視点を持ちながら、地域の可能性を導き出していく。そのような産地への向き合い方は、今後、私自身が泉州タオル産地を、あらたに捉え直し、活動していくための指針につながると感じています。うなぎの寝床との協業は、神藤タオルにとって、「他社と一緒につくる」という新しい道を切り開く前例になりました。これからも、違う価値観や発想を持つ方々と出会いながら、新しい取り組みにトライしていきたいと思っています。