定番の2.5重ガーゼ・マフラーに加えて
新たにロングサイズをリリースする。

SHINTO TOWELのシリーズ、2.5重ガーゼに「マフラー」というラインナップがあります。2.5重ガーゼは、優れた吸水性と速乾性を兼ね備え、さらに、特別な重ね織りによって生み出される独自の風合いと肌触りが特長です。ブランドをスタートさせる際に、屋内使いとしてはフェイスタオルの役割、そして、スポーツやレジャー、ガーデニングといった屋外での活動時には、首にかけたり、くるっと巻くことで、2.5重ガーゼの機能を気軽に楽しんでいただけると考え、ぜひともラインナップに加えたかった一品です。ライフスタイルに合わせて、さまざまなシーンで活躍し、みなさんに長く愛用していただける定番アイテムとなりました。

好評をいただいている2.5重ガーゼ・マフラーですが、あるユーザーの方から「たいへん気に入って使っているのですが、長身であるためにマフラーとしては微妙に短く、巻き方に少々苦労をしています。長めのサイズの商品を販売されるごご予定はありますでしょうか」という問い合わせをいただきました。確かに、ご指摘どおり、身長や体格によってはサイズ感が合わないこともある…。早速、さまざまなサイズの試作に取り掛かりました。

国内で流通しているフェイスタオルの平均的なサイズは約35×80〜85cm。また、スポーツタオルと呼ばれているものでは約40cm×115cm。2.5重ガーゼ・マフラーのサイズは、30×110cm。つまり、フェイスタオルの幅とスポーツタオルの長さを応用したサイズと言えます。2.5重ガーゼは、パイルタオルより薄手であるために、フェイスタオルとしては長く、スポーツタオルとしては細くし、さらに薄手の利点を活かして、縦二ツ折 = 幅15cmにすることでマフラー状になるというデザインです。お問い合わせの「長くする」ことは、技術的には難しくないことなので、ご対応させていただくのですが、仕上がったサンプルを検証していく過程で、いくつかの気づきがありました。一つは、現行より10cm以上長くするとフェイスタオルとしては使いづらくなってしまう。一方で、長くすることにより、マフラー使いとしては、前結びや二重巻きといったアレンジが可能となり、使い方のバリエーションが増え、さまざまな身長や体格の方でも利用できる。さらに踏み込んで考えていくと、近年、多くの方々に楽しまれているアウトドアライフのニーズに寄り添った新しい提案につながるのではないだろうか…。そこから導き出したコンセプトが「マフラーとして使えるタオルから、タオルとして使えるマフラーに」でした。

SHINTO TOWELとしてマフラーをつくる以上は、単に防寒やファッションアイテムにとどまることなく、あくまでも「本当にいいタオルとは何か」を追求したい。そこで、SHINTO TOWEL LABO. No.3として「 STL 2.5重ガーゼ・マフラー / L 」の開発を本格的にスタートさせました。サイズとしては、幅を従来どおりの30cm、長尺を115cmから160cmへ。そして、なによりもこだわった点がカラーリングです。キャンプやハイキングなどのアウトドアシーンにおけるコーディネイトは、耐久性や汚れなどへの配慮もあって、黒をはじめとするダークカラー、アースカラーを選びがちになります。それに対して、STL 2.5重ガーゼ・マフラー / L は、ビビッドカラーを採用しました。暗めのコーディネイトに、パッと鮮やかな差し色を加えることでアウトドアシーンに彩りを提供し、よりポジティブに、より個性的に自然を楽しんでいただきたい。もちろん、吸水性、速乾性、風合い、肌触りといった2.5重ガーゼが持つ機能性をフルに発揮させ、みなさんの野外での活動を快適にサポートします。STL 2.5重ガーゼ・マフラー / L の開発は、あらためて「外で使うタオル」のあり方を模索するきっかけとなりました。これを機に「外 ＝ アウトドア」を視野に入れたタオルの使い方やものづくりを思案していきます。キーワードは「GO NATURE 」。SHINTO TOWELでは、みなさんのアウトドアライフを、より楽しく豊かにするために、さまざまなチャレンジを続けていきたいと考えています。